認知行動療法とは?

認知行動療法とは?

認知行動療法とは、私たちのものの考え方や受け取り方(認知)に働きかけて、

気持ちを楽にしたり、行動をコントロールしたりする治療方法です。


私たちは、何かつらく感じることが起きたときに、

それが「良い」か「悪い」かどちらかに決めつけたくなります。

しかし、実際の生活で、起きた出来事や状況が「良い」「悪い」と

はっきり区別できることは、そうそうないと思いませんか?


たとえば、うまくいっているときでも、ある部分がうまくいかない…ということはよくありますし、

反対に、思うように物ごとが進んでいないと思える場合でも、

すべてがダメというわけではなく、ある部分はうまくいってる…なんてことはよくあります。

ほどほどにうまくいったり、思うようにいかなかったり、

白か黒が決められないグレーゾーンという状態で進んでいることがほとんどではないでしょうか。


それに、ある出来事が良かったか悪かったかは、その後の展開でずいぶん違ってきます。

良くなかったと思ったことが、最終的には良い結果に終わるということは、私たちの生活の中ではよくあります。

なにごとも、決めつけないようにしましょう。


自分が心配していることが現実に起こっているのかどうか、

もし起こっていたとすればどのように解決していけばいいのか。

現実に目を向けながらひとつひとつ確認していく。


それが認知行動療法です。

参照: 2009-2017 Woman Wave Co., Ltd